赤ちゃんはなぜかわいいの?要素となる笑顔やベビースキーマについて

世知辛い世の中で、無垢なものはいつも私たちの癒やしです。

例えばあかちゃん…

動物でも人間でも、あかちゃんが、すべからくかわいいのはなぜでしょう。

もろいから、とか、愛されないと天敵や、同族の大人に討取られちゃうから、などとよく言われますが、それがすべてではない気もするのです。

かれらはきっと、何かものすごい、戦略を持っているのです…たぶん。

ひとつそれを暴いてみましょうか。

 

無垢でなく、かわいらしさは処世術

Baby schema_1

ライオンですら、さそりですら、生まれたてはかわいらしいです。

もともとかわいいうさぎや、ねこやいぬがかわいいのは当たり前。

人間は?

かわいいと思えないひとが罪の意識をもつほど、子どもはかわいらしいものとされています。正直な感想は自由なはずなのに、それをはばからせるほど、子どもはかわいくて無邪気と“決められて”います。

その印象、決めつけは、いったいどこからくるのでしょう?

そこにはあかちゃん、即ち幼生の、守られねばならない存在としての生き残り戦術があったのです。

 

〈あかちゃんは丸っこい〉 

丸っこくて頭でっかちで目がくりくりっと大きいと、私たち人間の大人は無条件に、

かわいい

と感じるようにできているのだそうです。

おでこの丸み、頬の丸み、ふくよかな感じ、瞳

様々な生き物の幼生にみられるこの感じ~特徴~が、科学者たちに『ベビースキーマ』と名付けられているものです。

こうした丸い存在感が、あかちゃんを、かわいく感じさせてしまう“だけのこと”らしく、悪く言うとその特徴さえあれば、赤ちゃんでなくてもいいやようで…

・アンパンマ△

・ドラえも△

・バイキン△小峠

・トレンディーエンジェ△

あばれるく△もその口ですね。

みんなおんなじベビースキーマ特徴もちです。 

商品開発にも応用されて、“かわいい車”、“かわいいロボット”、”かわいいグッズ“が世にあふれています。

 

〈なぜベビースキーマは必要か〉

生き物は所詮遺伝子の乗り物です。

遺伝子たちは利己的で、『自分の』複製だけが生き残るように望んでいます。

虎や熊などがいい例ですが、子連れのメスを見つけると、オスはステップファーザーにはならず、先子を討ち取り自分の新しい胤をメスに根付かせようとするのです。

連れ歩いてるときは授乳期だし、授乳期は次の子が宿らない。

遺伝子にとってはタイムロスなわけで…

生命のシステムはとても見事にできています。

そして狙われる子どものほうにも身を守る方法が必要になる。

それが『ベビースキーマ』なのです。

かわいいよ。

討ち取らないで。

お世話して。

そうしたオーラを放ちまくり、自らの遺伝子も守ります。

オスの衝動を緩和させ、メスには保護欲を起こさせます。

それがベビースキーマの使命なのです。

 

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だからあかちゃんは無垢ではなくかわいらしさは処世術…だけど

Baby schema_2

生き残ることは大切です。

特に人間のあかちゃんは、ほぼ一年間何もできません。

子馬や小鹿は生まれて数時間で立てるのに、人間のあかちゃんは、ただもう何にも出来ません。

でも泣くという信号出すとひとが飛んで来ます。

笑顔というアイテム出すと周りがあったかくなります。

自分が世界の中心で、周りが自分にかしずくのは当たり前。

それがゼロ才児の世界観です

立って歩けるようになるにつれ、自分が世界の中心でないことを知っていきますが、何かと自分を優位にしようと泣いたりわめいたりふくれたり。

そうしているうちに限度を知り、ひととの距離感を学んでいくのです。

あかちゃんは無垢ではなく、無知で利己的なだけです。

それでもあんなにかわいいのは、そこに打算がないからだと私は思います。

ちなみに私たち人間のベビースキーマポイントは、
目・鼻・口が顔の下の方にある(顔のベビースキーマ)
顔(頭)の割合が大きい(体型のベビースキーマ)人間、
特に女性はこれらに遭遇すると、俄然、保護欲をそそられるそうです。

まとめ

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ほとんどの人間の赤ちゃんは、1才あたりで突如歩き出すそうです。

手足をくるくるとおくるみにくるんで、おんぶしまくりで育てても、1才あたりでほどいておろすとふつうに走りだすそうです(草原の民から聞きました)。

つまり人間は馬や鹿のように成熟して生まれてきてはいないんです。

だからこそ、追加成熟のチャンスもあるのです。

かわいいだけならどの生き物もなれる。

人間だけが変化していけるってことですよね。

 

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