泣くことは大切!副交感神経を活発化し、リラックス効果をもたらします

以前、「『歌う』ことってこんなにすごい!」という記事を書きました。

体から声を出して歌うことによって、

ストレス発散、美肌効果、ダイエット効果、脳への効果…。

体に溜まった何かを「外へ出す」ということがポイントでした。

 

外へ出すことで体に良い効果をもたらすものは、「歌声」だけではありません。

歌うこととは少し異なる行為である「泣く」ということも

体を元気にする効果がたくさんあるようです。

 

とは言っても、「泣くとスッキリする」というのは、

科学的な根拠などを知らなくても、

皆さん身をもって感じていることでしょう。

それでは、「涙」や「泣くこと」は、体のどういった現象で、

実際どのような効果があるのでしょうか。

 

そもそも「涙」って何?

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涙の主な成分は血液です。

赤くないのは、涙腺の部分で赤い成分を取り除いているからだそうです。

人間の体ってよくできていますね。

涙を流す行為はドラマや映画でも美しい場面として描かれることが多いですが

もし涙がそのまま赤色だったら…なんて恐ろしいこと考えたくもありません。

 

そんなキレイな透明な涙ですが、大きく三種類に分けられます。

① 角膜の保護やドライアイ防止など眼球を守るために分泌されている「基礎分泌の涙」

② タマネギを刻んだ時やゴミが目に入った時などの刺激に対して出る「反射の涙」

③ 悲しみや感動など心の動きによって出る「情動の涙」

 

この三つのうち、今回の「泣いてスッキリストレス発散」という機能があるのは

③の「情動の涙」のみなのです。

「手っ取り早くタマネギ切って涙でも流してスッキリするか~」というわけにはいかないようですね。

さらに、③の中でも、「感動」することによって流す涙に一番の癒し効果があるのだそうです。

この涙の中には、プロラクチンやACTH、コルチゾールといった

ストレスホルモンが含まれています。

つまり、実際にストレス物質を涙として体外へ排出しているのです。

 

よく「悔し涙はしょっぱい、悲しみの涙は甘い」などと言われますが、

実際に含まれている成分が異なるということなので、

これは正解だったのですね。

 

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泣くことが体に良い理由

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よく耳にする言葉ですが、自律神経には交感神経副交感神経があります。

運動・興奮・緊張の時に働く交感神経は、

太陽が昇るとともに昼間に向けて活発になり、

夜になるとその疲労を回復するための副交感神経が働きます。

人がストレスを感じているときには交感神経が過度に緊張した状態になります。

 

この緊張状態をほぐすために必要なのが、副交感神経を活発化させること。

副交感神経を活発化させるのに最も簡単な方法は「睡眠」なのですが、

涙を流すことは一晩の熟睡に匹敵する」とも言われているように、

泣くことで一気にリラックスすることができるのです。

 

それにはもちろんどんな涙でもいいというわけではありません。

先ほどの③の「情動の涙」と呼ばれる、

悲しい時や感動した時に流す涙こそが、

副交感神経をより活発にしてくれるのです。

最近は「涙活」といって、自分からすすんで「泣く」ことで

体をリフレッシュさせようという活動もよく聞かれます。

それによると「1か月に2~3分でも能動的に涙を流す」ことで、

心のデトックスを図る」ことができるそうです。

体への効果は数え切れないほどありますが、

下にいくつか挙げてみます。

 

ストレス発散

泣くことでストレス物質の「コルチゾール」が涙として外に出ていき、

また、脳内の「コンドルフィン」と呼ばれるモルヒネと同じ働きをする快楽物質が、

泣くことによって増えるため、体の中に溜まっていたストレスが解消されていきます。

逆に泣くことを我慢し過ぎるとストレスが増えてしまうので、

「大人なんだから泣かないぞ!」なんて強がりは絶対によくありません。

 

免疫力を高める

副交感神経は休息・修復・リラックスを司る神経で、

免疫力を高める機能を持っています。

泣くことで、血液中にある有害物質を食べてくれる「マクロファージ」と

ガン細胞やウイルスを滅する「ナチュラルキラー細胞」などが活性化し

免疫力がアップします。

「笑うこと」が体にいいとはよく言われますが、

逆の行為である「泣くこと」はそれよりさらに体に良いそうです

 

疲労回復

大泣きした後に、

「あんなに悲しかったのに、泣くとスッキリ。お腹が空いたな。」

と思ったことはありませんか?

泣くことで、呼吸が深くなり代謝も上がります。

そして筋肉が緩み、リンパの流れも良くなるので、

疲れがとれ、スッキリとした気分になれます。

 

美容効果

涙を流すことで、余分な水分が排出されるので、

顔のむくみがとれる効果があります。

このように、泣くことにはメリットばかりなのですが、

「泣くとむくみがとれる?目が腫れるから泣きたくないのよね」

と思った方もいるでしょう。

そこで、次では「上手な泣きかた」について考えてみたいと思います。

 

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翌朝に目が腫れない、上手な泣き方をマスターしよう

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泣いた後や翌日に目の周りが腫れてしまう原因は、

こすりすぎ」にあります。         

泣く=目が腫れる ではないのです。

 

泣くときに目をこすったり、乱暴に涙を拭き取ったりすると、

まぶたの毛細血管から染み出した組織液や、集まってきた血液が

まぶたの下に溜まってしまうため、目が腫れたようになってしまいます。

 

とにかく、泣いても絶対に目をこすらないことが大事です。

 

泣く時には、涙を流しっぱなしにし、

頬や顎まで涙が流れてきたら、

タオルなどで軽く押さえて拭くようにしましょう。

また、腫れてしまった目は、

冷やしたり温めたりして、腫れ(むくみ)を取り除いてあげましょう。

 

冷やす:

保冷剤などで冷やしたタオルを目に当てる

濡らしたコットンを乗せる

 

温める:

蒸しタオルをあてる、お風呂に入る

 

この間に、ツボ押しまで含めるとさらに効果があります。

承泣」(しょうきゅう)というまっすぐ前をみたときの瞳のすぐ下にあるツボが

目のむくみには効果的

場所が分からなくても、目の周りにはたくさんのツボがあるので、

気持ちいいなと思うところを優しく押さえましょう。

 

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「泣く」はポジティブな行動だと信じよう

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泣くなんてカッコ悪い。

目が腫れると嫌だから泣くのは我慢しよう。

泣くとさらに暗い気持ちになりそう。

「体にいいんだから泣きましょう」といわれても自ら泣くなんて…。

 

こんなふうに「泣く」ことへのネガティブな印象を持っていた人も

多いのではないでしょうか。

 

泣くことは決してネガティブなことではありません。

泣きたいときは泣きましょう。

自分が元気にキレイになるために、

できれば月一回でも定期的に泣く習慣をつけましょう。

 

泣くのにオススメ映画なんてリストもありますが、感動のポイントなんて人それぞれ。

自分のお気に入りの泣きかた(変な言い方ですが)を見つけて涙を流し、

スッキリきれいになりましょう。

そして、目が腫れてないか鏡でチェックするときは、

笑顔を作ることも忘れないでくださいね。

 

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