コミュニケーションが苦手な方のうち、職場の上司と話すことが苦手という人も多いのではないでしょうか?
友人や先輩とは違う気の遣い方が難しい、気を遣いすぎてうまく話ができない、など緊張感があってなかなかうまくコミュニケーションをとることができてないと思います。そこで、上司とうまく関わっていくための3つのコツを紹介していきます。
上司の好きな話題を振る

上司と話すことが苦手と感じている人の多くは、警戒心をもっているのではないでしょうか?
仕事の報告に行くにしても、食事に行った際の会話にしても「怒られないか」「この話をして大丈夫なのか」などと不安を感じていると思います。でも、それはお互い様なのです。
そこで、「上司との会話に困ったら相手の好きな話題を振る」ことをオススメします。
私が実際に関わった上司で、仕事中はいつも無表情で淡々と卒なく行動する人がいました。部下への仕事に対しても厳しく、強い口調で指摘をするので自然と距離を取って仕事をするようになりました。
ある日、その上司と食事のときに一緒の席になり気まずい思いをしました。絞り出すように話題を作って会話を続けていくと、あることに気がついたのです。
仕事中と同じように淡々とした会話になるかと予想していたのですが、家族の話や流行の有名人の話になると笑顔で上司のほうから話してくれるようになったのです。そのうち、上司の興味のある話題が分かるようになると、質問を投げかけて話を広げました。そうやって会話は自然と流れていき、沈黙の気まずさは無くなりました。
相手の好きな物の話題であれば、自然と会話が続くのです。仕事の繋がりだとしても、趣味や家族の話などの共通の話題で互いのことを知ることで、上司との距離を縮めることができるはずです。距離が縮まれば、仕事でのやり取りへの緊張感も緩和されると思います。
上司に進捗を報告するレスポンスを早くする

仕事の進め方で良く聞くのが「遅い100%より早い70%」というような内容です。つまり、仕事は完璧に出来れば良いというわけではなく、上司に進捗を報告することのほうが大事ということです。
締め切りまでに時間があったとしても、現在どこまでどのような内容で進んでいるのか、適宜報告することはコミュケーションの取るきっかけにもなります。
仕事がどれほど進んでいるのか、気にならない上司はいないと思います。経験が浅い部下なら尚更、まだ信用が無いと考えれば上司に「私はここまで出来ています。安心して下さい。」という思いを込めてアピールしていきましょう。このアピールをしていない人が意外と多いので、勿体無いと感じています。上司から「◯◯の進みはどうなってる?」などと聞かれてしまったら、アピール不足だったことを反省しましょう。別の報告と一緒にさり気なく伝えるほうが、スムーズかもしれません。
上司の意見を受け取ってから自分の意見を言う

上司に意見を言うとき、どのように伝えますか?「私はこう思います」と一方的になっていませんか?
まずは、上司の意見を受け入れてから自分の意見を言ってみましょう。「◯◯と言う意見をいただき、参考に考えてみました。」「◯◯という点は理解できましたが、☓☓に関しては理解し難く・・・」などと、相手の言い分を全否定しない言いまわしが良いでしょう。
上司は誰よりも経験がある人だと思いますが、上司が経験した状況と自分が置かれている状況が違うので、上司の意見が100%正しいということはありません。しかしながら、上司は自分の経験をアドバイスとして話すことが多く、その経験があるから現状があることを話したいと思ってます。
そこで「私はあなたの話を聞いています」「あなたの意見を理解しています」ということを伝えるのがポイントなのです。上司のアドバイスをどこまでを聞き受け入れるかを見極め、自分の意見を滑り込ませて伝えることが仕事をうまくやるコツかもしれません。
さいごに

「上司」と言っても職場で一緒に働く一人の人間です。緊張感をもっているのはお互い様。一番大事なのは、出勤したら挨拶をして、退勤するときにも挨拶をする、という基本の部分だと思います。
毎日挨拶をしていれば、その後に言葉を交わすハードルが少し下がるはずです。また、どんな人とでも1対1の関係のときには相手が何を求めているのかと考えましょう。そこで、まずは自分が相手の居心地の良いポジションに立つことで、自分も居心地の良いポジションにつけるのではないかと思っています。
相手が話しやすい立場になることで、仕事上のコミュニケーションもプライベートのコミュニケーションもスムーズにとれると思います。
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