妬みの心って怖いです。。実際に体験した話です。

今回は、妬みの心についてお話ししたいと思います。

ちょっとしたコラムだと思ってみて頂けたらなと思っております。

友人はとても包容力があって、職場でもものすごく頼られていました。

年下の女子社員が何人も、彼女に入れ込んで、一番かわいがってもらおうと妍を競い合ってしまっていました。

そのうちの一人が、妙なことを言い出しました。

Xさんが優しいのは、副業で占いをやっているからだ

前の職場もこの職場も、人をたぶらかして顧客にしたいから親切なのよ…

 

内容の逆転

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職場は騒然となりました。

やだ、Xさんてそういうひとなの?

そういえばXさん、やたら占いたがるよね…

私からみて彼女は、

「それは守護霊のせいなのよ」

とか

「数珠を買ったらいいのよ」

とか

そんなタイプでは全然なくて、むしろ

それ霊関係ないから

とか

物販?

とか

はっきり聞くようなとこのある人で、話がオカルト方向に傾くのを、嫌う感じさえあったのです。

まんま悪く言われてるならわかる、何で逆に言われてるんだろう?

私はちょっと会話の流れを注意してみていました。

そして思い出しました。

数ヶ月前一度、たった一度だけ、Xはお局様の話を遮ったことがあったのです。

 

お局様のYさんは、世に言うオカルトOLで、見える見えないでデスク配置も変えさせるほどの力を持っていました。

その日もYさんは、若い子の肩によくないものがいると言いきり、言われた子はパニック寸前でした。

不意にXが立ち上がり、その子の“右肩を”払いました。

「はいもう大丈夫ー」

それからです。

Yさんはことあるごとに、Xのことをあげつらうようになりました。

何があったわけではないし、直接揉めた訳ではないけど、XはYさんの、特化標的になっていたのです。

そこへ降って湧いた顧客釣り上げの話。

『私一本釣りされかけた』

『私も!』

『私も!』

『私も!』

Xは突然大悪人になってしまいました。

 

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暴走する悪意

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折から会社合併の話がでていて、Xの醜聞は、合併話にまで関わる…とまで言われだしていました。

先様の社の人に聞かれたわ。

御社にオカルトOLいるんですかって。

オカルトOLがハバきかせてるみたいな、そんな会社と一緒になるのは嫌だわー。

え?

合併話潰れるの? まで話は進みましたがXは動じず、普通に仕事をこなしています。

思いあまって聞きました。

上からなんか言われない?

言われない。

私十万人超いるうちの社の一OLだよ。

うちの社OFF自由だし、家業だし、だいたいなんでうちの家業情報漏れてる?

私はYさんをちらとみたけど、Xは違うと首を横に振った。

「あの人は私が嫌い。だからってそんなことまではしないわ」

では誰が?

 

犯人は、Xにフォローされたあの若い子でした。

あれからずっとXがすきでついてまわって、でもXのいちばんの仲良しにはなれない。

当て付けにYさんのところへ行って言った。

アタシを釣って顧客にして、それから…

その時何人かが、口を揃えた。

私も。

私も。

私も。

生真面目なYさんは信じ込み、会社に告発した…

 

会社のトップがうちで占われてる人だからね、私を悪くはみないわ。

私は社内ではやらないし、変な噂を遮断するだけ。

思うように悪い噂が広がらなかったから、Zちゃんよけい腹が立ったみたい。

自分であちらにも噂を広げにいったのよ…

 

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結末

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Zちゃんの行いは、いえ、Zちゃんの行いこそが合併相手に違和感を抱かせたそうです。

社内業務が遊び半分な会社ですか?

ものすごく印象が悪くなったようです。

世紀の大合併がなくなり、どちらの会社もジャンプアップチャンスを失って失速していきました。

私は今こうしてものを書いていますし、Xは専業になりました。

たまにYさんが来るそうです。

ことが露見した時、Yさんは振り上げた拳の下ろしようがなくなって沈黙したのだそうです。

Xもそれ以上は追わず言い募らず、今に至っています。

「私の何にカチンときたのと聞いたら、あのときZの右肩を払ったからだって」

「霊が左肩、生き霊が右肩だっけ」

「そこ。霊がいる話してるときに、生き霊だよって示したのがお腹立ちのミナモト」

「狭いーーーー」

そんな些細な行き違いが、会社の合併潰すほどの出来事に化けるなんてね…

 

悪く言われてる人は何でも悪く見えます。

逆によく言われているひとは何もかもよく見えます。

先入観。

思い込み。ひとは簡単にそうした者に支配されてしまいます。

 

やだ、Xさんてそういうひとなの?←そうだったことがありましたか?

 

そういえばXさん、やたら占いたがるよね…←たがってましたか?

Xは高卒で、Yさんは一流大学出でした。

汚名を帯びていたときは、そのことまで持ち出され、Xはくさされていました。

これが人の世。

すれ違い。

いちばん怖いのは人の心です。

 

まとめ

XはYさんを妬んでいませんでしたが、YさんはXを妬んでいました。

ZちゃんはXを慕っていたのに、その気持ちは裏返って、Xは憎まれていました。

愛と憎しみは裏表。

いつどの瞬間に変わるのか、それはだれにもわかりません。

そしてとても厄介なことに、愛が深ければ深いほど、憎しみが深ければ深いほど、反転の可能性も高いのです。

ちなみに…

私が怖いのは、実はYさんやZちゃんではありません。

『私も』『私も』と付和雷同した、今となっては名前も忘れてしまったOLさんたちです。

 

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